数々のガーデン雑誌やお庭の本を見るととてもすてきな施工例が掲載されていたりします。
一体どうすれば、そんな空間づくりができるのでしょうか?
まず、一番大切なのはお客様ご自身がお庭空間と向き合う事です。
すばらしいお庭は業者が素敵なプランを作成し、施工したからできるのではありません。
お客様ご自身が、お庭をどうしたいのかという強い思いを持つ事から始まります。
私たち造園業者はその思いを形にする手助けしか出来ないのです。
でも、お庭づくりなんてやった事もないし、どうしたいのか検討もつかない。
とお感じの方もいらっしゃると思います。
その様な方の為に、お庭づくりの意思決定の為のヒントを記してみました。

現代のお庭は生活に非常に密着したものとなっています。
皆さんのお庭に最低限必要なものは何ですか?
隣との境界を仕切る塀やフェンス、駐車場、カーポート、
アプローチ、立水栓、洗濯物を干すスペース、自転車置き場、
表札、ライト、ポスト、勝手口のテラス、植物。
お庭のアイテムは実に様々なものがあります。
皆さんのお庭に必要な物は何でしょうか?
ご自身の家族構成、年齢、様々な条件によって必要な物は
違います。
庭造りの第一ステップは、生活に必要不可欠なモノを知ることです。
新築の家にお住まいの方はお急ぎの場合を除いて、あたらしいお宅で1ヶ月程新生活を送って見てください。
お庭を大体どのように使えばよいのかが分かってきます。

日々生活する上で、困っている事がありませんか?
例えば、お庭の悩みでは「草が生えて困る」、
「水が溜まって困る」と「外からの視線が気になる」
「西日が強すぎて困る」というものが代表的に挙げられます。
実際に生活してみて、どのような事でお困りですか?
人の生活がある以上、何らかの改善すべき点があると思います。
以上が、お庭づくりをする上で最低限必要なお客様のお仕事です。
ここまでできると、創った後に失敗だった。使いにくかったと感じる事があまり発生しなくなります。
お忙しくて庭づくりにかける時間がほとんど取れない方はここまででも結構です。
次は、よりよいお庭にする為の作業に入ります。

これまでは、お庭で必要不可欠なものとお庭で改善したい
点を探してきました。
しかし、必要なものだけ配置した、
生活に困らないだけの庭は何とも味気がありません。
そこで次にお庭でやってみたい事を考えて見ましょう。
デッキで食事がしてみたい。たくさんの緑に囲まれて
のんびりしたい。子供を遊ばせたい。
ペットを放してみたい。好きな車いじりをしてみたい。
水の音を聞きたい。家庭菜園がしてみたい。
ガーデニングをしてみたい。
どんな小さな事でも構いません。やってみたい事を思い描いてみてください。
お庭に求める小さな贅沢が生活に楽しさとお庭に彩りを与えてくれます。

お庭のデザインは多種多様。昔は単に「洋風」「和風」という
カテゴライズしかありませんでしたが、今は建物との相性も
ありますし、お客様ご自身の趣味を反映させた独創的なお庭
もあります。
イメージがさっぱり分からないという方は、住宅地内の他の
お庭や、どこかの施設のお庭の気に入った場所を見学して
みてください。
観光地の有名な庭園でも結構です。どこかお客様の感性に
一致した箇所やいいな~と感じる部分があるかもしれません。
そこまで見つかると、お庭づくりの半分は出来ていると言って
も過言ではありません。

どんなお庭にしたいかのアウトラインが見えてきたら、
それを私たちにたくさん語って下さい。
でも、その前に一呼吸置いて、語りたい事を少し整理して
おくと伝え忘れがありません。
例えば、Step1やStep2で気付いたお庭に必要なもの・
改善点などは箇条書きなどにしておけば、忘れる事は
ありませんし、再確認にもなります。
また、好きなお庭や風景のイメージなどをお持ちの方は、
口頭での説明では伝わりにくい場合もございます。
どちらのお庭をご覧になったのかお名前を控えておいてくださったり、
雑誌などでお好みの景色をご覧になった場合はそのページなどを拝見させていただけますと
お客様のイメージが大変伝わりやすくなります。
また、私共もお客様とお話をさせていただく中で、お客様の意図を汲み取り、
ご希望に添えるプランができる様に最大限の努力をさせていただきます。


















