いつもは図面と共にご紹介する現場紹介ですが、
今回は図面ナシ。
新築のお庭ではありますが、元あった石を使って、お庭を再構築します。
既存物を再利用したリノベーションは図面通りにできるものでもなく、施工者の感覚と技術が必要になってきます。
現場で石の形を見て、何処に据えて、何を表現するのか・・・
古来より、お庭はそのようにして作庭していたものです。
今回は石を使い、お施主様と考えながら流れを作成する運びとなりまして、
このような形になります。
石の色味や形状で随分雰囲気が変わるのですが、元あった石はとてもカッコいいです。
また、昔はどうやって持って入ったのか分からないくらいの巨石がお庭に入ってる事があります。
現在のお庭の事情からすると移設も困難なものが多いのでそのような時は
石を割るなどして、再移設をします。
半分に割ると重量的に再移設が可能となります。
ピラミッドの石やモアイ像などの巨石がどのように運ばれたかは未だ世界のミステリーとして挙げられておりますが、古いお庭でも同様、クレーンなどが無かった時代にどうやってこんな石を持ち込んだのか不思議ですね